アンブロジオ(セ・菊沢)父ローズキングダム 母アンティフォナ
土曜東京11R 奥多摩S(芝1400m)10着(10番人気) 菊沢J
ホライゾネット着用。まずまずスタートを決めて、好位のインコースでレースを進めます。直線では決め手勝負で劣ってしまい、流れ込むように中団でゴールしています。
菊沢調教師「相変わらず煩いところがありますので、今回はパドックからホライゾネットを着用しました。それでも元気が良過ぎるくらいでしたが、競馬では落ち着きがありましたし、効果はあったのではないかと思います。ただ、今日は瞬発力勝負でこの馬にとってはやや分が悪かったですね。芝1400mは毎回流れが速くなる訳ではありませんから、やはりある程度前半流れる1200m戦の方がこの馬には合っていると思います。騎乗した一樹(菊沢一樹騎手)も、『追い出して少し渋いところはありますから、今日みたいな決め手比べでは劣ってしまいます。着差はそれほど開いていませんし、決して内容は悪くなかったと思いますが、自分から動いていって押し切れるほど力が抜けている訳ではありませんので、今後も展開次第で嵌まるのを待つ形になるでしょう』とコメントしていました。ビュンと速い脚を使えないので、一樹の言っていたように展開待ちなところはあるものの、このクラスでも流れが向けばやれますからね。トレセンで状態を確認して問題ないようであれば、12月5日の中京・浜松Sへ向かうことも検討していきたいと考えています」(レース結果)
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・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:軽めの調整
・次走予定:12月5日の中京・浜松S
菊沢師「トレセンに戻って状態を確認しましたが、脚元を含めて特に問題は見られません。これから乗り運動を始めていき、疲れが見られるようなら無理をさせるつもりはありませんが、やはり1200m戦の方がアンブロジオにとっては走りやすくて良いでしょうし、予定通り12月5日の中京・浜松Sに向かいたいと考えています」(11/25近況)
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若かりし頃、得意にしていた東京・芝1400mに久々の出走となったアンブロジオ。スタートで他馬より頭1つ出る好発を決めるも、出たなりの位置で脚を温存。内々を上手に立ち回ることは出来たと思います。そして余力十分に直線を迎えたと思うのですが、馬群が凝縮したのが良くなかったのか、早めに鞍上の手が動く形。レース自体もSペースからの瞬発力勝負になり、加速力で見劣ってしまった感じです。ただ、馬群が少しバラけると、再度伸びてくるようなシーンがあり、10着に敗れたとはいえ、最後までジリジリと脚は使っていました。
レース後のアンブロジオですが、脚元等に異常なし。このまま在厩調整を続け、来週の中京・浜松Sでの出走を目指すことになりました。まずは無事に出走枠に入れれば良いのですが…。
今回のレースを見ると、Hペースになって差し・追い込みが利きやすい芝1200mの方が現状は合っていますし、好結果を臨めそう。展開が嵌って上がりの掛かるレースになれば、3勝クラスを突破する日が来るかもしれません。