リアンティサージュ(牡・須貝)父オルフェーヴル 母ローブティサージュ
日曜阪神6R 3歳1勝クラス(芝2000m)5着(3番人気) C.ルメールJ
まずまずのスタートを切るも無理せず、道中は中団に控えて追走して行きます。4コーナーから徐々に仕掛けて行きますが、直線では前との差を詰めることが出来ず、5着でゴールしています。
須貝調教師「少々残念な競馬になってしまいましたね。思ったよりもSペースになってしまったことで、道中は折り合いを付けるのに苦労して、引っ張り通しになってしまいました。どこかで上がって行ければ良かったのですが、ずっと他馬に外から蓋をされるような形になってしまってそれも出来ませんでした。ああいう気性の馬ですから、自分のリズムで走れなかったことで嫌気が差してしまい、直線ではしっかりとした脚を使うことが出来なかったですね。自分の形で競馬が出来ず消化不良なレースになってしまいましたし、何とか優先出走権は獲ってくれたので、出来ればこのまま次走に向けて進めていきたいところですが、トレセンに戻ってからの状態を見て最終的には判断させていただきたいと思います」(レース結果)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
【次走へのメモ】
仕上がる。道中はキラープレゼンスの少し後方から。行きたがるのをなだめて運んでいたが、4角では外のディアセオリーより劣勢。直線はビュッとした脚を使えなかった。上がりの速い決着では厳しかった。(B誌)
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
・次走予定:12月13日の阪神・芝1800m(C.ルメールJ)
須貝師「レース後はそこまで疲労は見られないですし、体調も変わりありませんでした。前走はのびのび走れなかったことに尽きますし、いかに気分よく上手く脚を溜められるかがカギになりますね。今週いっぱい様子を見て、その後も問題ないようなら12月13日の阪神・芝1800mに引き続きC.ルメール騎手で臨みたいと思います」(11/18近況)
助 手 19栗坂良 59.5- 43.1- 28.7- 15.2 馬なり余力
助 手 20栗坂良 61.8- 43.3- 27.7- 13.5 馬なり余力
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
北海道戦でチグハグな逃げを打ったことで、その後のレースで追走に安定感を欠いてしまったリアンティサージュ。今回は前に壁を作って、リズム良く競馬を進めて欲しいなあと見ていましたが、それに関してはさすがルメールJ。馬群の中に入れて、上手に宥めながら追走できているように見えました。また、控えることによって脚も溜まっているのかなと。ただ、勝負どころからの反応・勢いは物足りず、直線でいざ追われてからはジリジリ。Sペースの瞬発力勝負になって他馬との比較で目立つ脚は使えず、上位勢との差を詰めることが出来ませんでした。何とか5着を確保した感じで…。
距離に関しては2000mまで守備範囲かなと思いますが、行きたがる面があるので、ペースが上がりやすいもう少し短い距離の方がのびのび走れるのは確かでしょうねえ。ただ、スパッと切れるような脚が付いてくるかどうかは何とも。
レース後のリアンティサージュですが、目立った疲れはなし。このまま在厩調整を続け、来月13日の阪神・芝1800mをC.ルメールJで予定しています。1度使ったことでガス抜きは出来たと思うので、道中での力みは薄れてくれるでしょう。
これから数走、芝1600m~芝1800mを使っていき、レースの流れを体に憶えさせていって欲しいです。それでも勝ち切れないレースが続くなら、ダートへ視野を広げるのも考えて欲しいです。攻め駆けするパワー型なので、速い脚を使えないリアン手サージュの弱みを補えるかもしれません。
両親はG1馬と血統面で華のあるリアンティサージュ。スケールの大きい馬だと思っているので、1勝クラスでの足踏みは正直歯痒いです。