ポレンティア(牝・田中博)父ハーツクライ 母ポーレン
土曜東京7R 3歳上1勝クラス・牝馬(ダ1600m)10着(1番人気) 柴田善J
内枠から五分のスタートを決めるも、芝からダートに入ってからは段々とポジションを下げます。その後も目立った脚は使えずに、後方でゴールしています。
田中博康調教師「休み明けを1度叩いて気持ちも入っていましたし、状態はかなり良かったと思うのですが、結果的にダートが合いませんでしたね。速めの時計こそ出していないものの、普段はダートコースでキャンターを行っており、その時の感触は良かったのですが…。善臣さん(柴田善臣騎手)は『前走、叩きつけるような走りでダートが向いていると思ったのですが、返し馬から上手く砂を掴めていませんでしたし、トモの嵌まりも良くなかったです。その影響で直線に入ってから手前すら替える余裕がなく、最後は疲れ切っていました。せっかくダート戦を使ってもらったのに申し訳ないです』とレース後話されていました。敗因は明らかですからしっかり切り替えて、次走は芝に戻してマイル~中距離戦で出走させたいと思います。レース後にややコズミが見られたことに加えて、続けて使ってきましたので、今のところ一旦放牧させていただく方向で考えています」(レース結果)
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【次走へのメモ】
二人引きで落ち着く。中団につけたが、砂を被ったのか、距離が忙しかったのか、向正面で徐々に後退。流れに乗れず、直線で外に持ち出しても脚を使えなかった。ダートは一息か。(B誌)
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・在厩場所:美浦トレセン/6日に茨城県・リバティホースナヴィゲイトへ放牧予定
・調教内容:軽めの調整
田中博師「先週は状態が良かったですし、初ダートで期待していたのですが、適性が無かったですね。レース後すぐはコズミがあったものの、数日経てば回復しました。ただ、連戦して疲れは残っている状況ですので、予定通り一旦リフレッシュさせていただきたいと思います。まずは美浦近郊のリバティホースナヴィゲイトへ放牧に出させていただき、その後ノーザンファーム天栄へ移動することとなっています」(11/4近況)
⇒⇒6日に茨城県・リバティホースナヴィゲイトへ放牧に出ています。(6日・最新情報より)
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ダートへ矛先を向け、ここからポレンティアの再進撃が始まるものと信じていましたが、実際のダートの走りは全く良いところなし。内枠で砂を被って行きっぷりは鈍りましたが、それ以上に適性がなかったということなのかなあ…。
パドックに登場したはひと叩きして無駄のない造り。馬体重はこれぐらいが良いのかなと思いました。2人引きで落ち着いて周回していましたが、様子を見ていると尻尾を上がるシーンが気になりました。単にボロをしていたのかもしれませんが、フケの症状からレースへの集中力を欠いたのかなあ?と結果が出てから思った次第です。
ですので、今回の凡走だけでダートはダメと決めつけるのは早いかなと。リフレッシュを挟んで良い状態の時に改めて適性を探って欲しいです。
レース後のポレンティアは悪い流れをリセットする感じで6日に茨城県・リバティホースナヴィゲイトへ放牧。NF天栄の馬房の都合がつけば再移動となります。今回、力を出し切っていない分、目立った疲れ・ダメージはなし。コズミに関しては日に日に回復へ向かっています。ただ、肉体面でのダメージは少なくても、今回の敗戦は精神面で応えたと思うので、急いで乗り出すことはせず、リフレッシュの時間をしっかり設けて、徐々に立ち上げてもらえればと思います。
1勝クラスなら芝でも上位争いなので、切れ負けを補うような戦法を考えていって欲しいです。身体能力はそれなりに高いモノがあると思いますし。