アーモンドアイ(牝・国枝)父ロードカナロア 母フサイチパンドラ
・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:21日に南Wコースで時計
・次走予定:11月1日の東京・天皇賞・秋(G1)・C.ルメールJ
国枝師「21日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。3頭併せで行われ、道中はアーモンドアイが一番後ろを追走して、直線に入ってからは内目から鋭い脚を見せると、菊花賞を予定しているサトノフラッグには半馬身、古馬2勝クラスのロジスカーレットには1馬身先着して終えています。予定通り今週はクリストフ(C.ルメール騎手)に跨ってもらいましたが、とても良い感触を持ってくれましたね。追い切り後のコメントでは『いつも通りの彼女の走りが出来ていました。特に勝負所での反応はとても素晴らしいですし、息遣いも気になりません。来週の調教も非常に楽しみにしています』と話してくれました。調教前の体重で498キロと先週から絞れてはいませんが、馬体の成長や年齢的なことを考えると、1週前としてはこれくらいで良いのかなと思いますね。今週の走りを見て分かる通り、重たい走りでは無かったですし、心身の余裕があって良い雰囲気でここまで進められています。来週もクリストフに調教をつけてもらい、ベストコンディションで天皇賞・秋へ向かうことが出来ればと思います」(10/21近況)
*なお、今後の選択肢を広げる意味で、12月13日に香港のシャティン競馬場で行われる香港カップ(G1)及び香港マイル(G1)に予備登録(登録料は無料)させていただきました。
助 手 18南W重 70.8- 55.3- 41.0- 13.7 馬なり余力
ルメー 21南W良 65.0- 50.7- 37.7- 12.8 馬なり余力 サトノフラッグ(古オープン)馬なりの内0.9秒追走0.1秒先着
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【天皇賞・秋1週前追い】アーモンドアイ、偉業へ悠々 史上初芝G1・8勝へ楽々5馬身差逆転(スポニチより)
「第162回天皇賞・秋」(11月1日、東京)の1週前追いが東西トレセンで行われ、史上初の芝G1・8勝目を狙うアーモンドアイ(牝5=国枝)が抜群の動きで健在ぶりを示した。
ルメールが駆けつけたWコースでの追い切りは、菊花賞出走のサトノフラッグを5馬身前に見てスタート。4角内から楽な手応えで並びかけ、ゴール前でスッと半馬身だけ前に出た。鞍上は「いつも通りのアーモンドアイです」とにっこり。「パワフルな相手を追いかけて、いい追い切りができた。息の入りも良かった。いい感じ。変わらないね」。愛馬の凄みを再確認して胸をなで下ろした。
前走・安田記念はまさかの2着敗戦。ルメールは「みんなびっくりしてたけど、勝ったグランアレグリアはめちゃくちゃ強い(笑い)。アーモンドはレース間隔が短くていつもと少し違ったし、スタートも速くなかった」と振り返る。復権へ「ずっと2000メートルがベストと言ってきた。去年勝っているレースだし、G1・8勝はビッグチャレンジ。リフレッシュしたから自信あります」と力強い。
天皇賞・秋連覇となればシンボリクリスエス(02、03年)以来史上2頭目。芝G1・8勝は日本競馬史上初の大偉業となる。国枝師は「記録として残るから、ぜひ獲らせてあげたい」と親心をのぞかせる。所属するクラブの規定で現役は最長で来春まで。名伯楽をして「もう何も言うことはない」と言わしめる最強牝馬が、集大成のシーズンへ本格的に動きだした。
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来週末の天皇賞・秋へ向け、順調に追い切りを重ねているアーモンドアイ。1週前追い切りのあたる21日は栗東からC.ルメールJが駆け付け、Wコースでの3頭併せ。最後尾からじっくり進めて直線は内へ入れる形でしたが、無理をしていないのに楽々と抜け出すあたりはさすが。馬体重は思っていた程、絞れてきていないですが、前向きに捉えるとそれだけ内面が充実しているのでしょう。まあ、週末に時計を出して、最終追いでは終い重点で少し強めをやれば、ちょうど良い具合に収まっていってくれると思います。
充実著しいクロノジェネシスは強敵になってくると思いますが、まずはこちらに分のある良馬場で競馬が出来ることを今から願うばかりです。リフレッシュ明けは信頼大なので、3歳馬の偉業が続いた後は新たな記録達成(G1・8勝)で締めくくってもらいたいです。
また、暮れの香港のレースへ予備登録済。無事レースが開催されるなら、天皇賞・秋の後は昨年熱発で断念した香港Cへ向かうことになりそうです。