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身体能力の高さは間違いないのでゆくゆくは走ってくる馬ですが、現状はペースアップの際にモタモタするし、追ってからもう1つギアが上がりきらず。人気各馬とは完成度の差が大きいので、過度の期待は控え、まずは初めての実戦を無事終えて欲しい。★ノワールドゥジェ

f:id:yakifish:20200513045835g:plain ノワールドゥジェ(牝・宮田)父ハーツクライ 母プチノワール

日曜中山5R メイクデビュー中山 2歳新馬(芝1800m)3枠4番 横山武J

・在厩場所:美浦トレセン
・調教内容:1日に南Wコースで時計

宮田師「1日に南Wコースで併せて追い切りを行いました。古馬2勝クラスのリシュブールと併せ馬を行い、内目から直線で強めに追って、最後は併入で終えています。手伝っていただいた武史(横山武史騎手)には、3~4コーナーでペースが上がると置いていかれそうになるので、気合をつけて欲しいと伝えていました。実際にその通り乗ってもらえたので遅れることはありませんでしたが、相手と比べると手応えは劣勢でしたね。ただ、これまでの事を考えると、これがこの馬の動きでもありますし、以前よりもしっかり走れていますから、現時点では仕上がったと見て良いでしょう。当初はマイル戦でデビューさせることも視野に入れていましたが、調教の動きから距離は有った方が良いだろうと言うことで、10月4日の中山・芝1800mに武史で臨むこととなりました。今日の追い切りで癖を掴んでくれたと思うので、あとは実戦で上手く乗ってもらえると良いですね」(10/1近況)

助 手 27美坂重 54.9- 40.1- 26.2- 12.9 強めに追う ライオネルカズマ(古馬2勝)馬なりを0.3秒追走0.1秒遅れ
助 手 29美坂良 61.3- 45.2- 29.5- 14.5 馬なり余力
横山武 1南W稍 67.2- 52.0- 38.6- 12.9 強めに追う リシュブール(古馬2勝)馬なりの内同入

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第4回中山9日目(10月04日)
5R メイクデビュー中山 2歳新馬
芝1800メートル 指定 混合 馬齢 発走12:25
枠 馬 馬名 性齢 重量 騎手
1 1 アウリガテソーロ 牡2 55.0 江田照男
2 2 セイレジェンド 牡2 53.0 菅原明良
3 3 ホワイトハウス 牡2 55.0 杉原誠人
3 4 ノワールドゥジェ 牝2 54.0 横山武史
4 5 タイトルホルダー 牡2 55.0 戸崎圭太
4 6 グリームエース 牡2 55.0 武士沢友治
5 7 アルマブレイド 牡2 55.0 吉田豊
5 8 エンシェントアイル 牡2 55.0 川田将雅
6 9 シゲルヤクイン 牡2 52.0 小林凌大
6 10 ノーダブルディップ 牡2 55.0 北村宏司
7 11 レッドアウレア 牡2 55.0 M.デムーロ
7 12 トーセンポラリス 牡2 55.0 石橋脩
8 13 オリヒメペコ 牝2 54.0 内田博幸
8 14 カイラス 牡2 52.0 秋山稔樹

○宮田師 「先週は1600mを除外になりましたが、この父の産駒らしくスピードに乗れないのでこの距離へ。動きは渋いですが、十分に乗り込んだのがいい方に出れば」(競馬ブックより)

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半兄ヴァンタブラックに続き、連続して出資することになったプチノワールの18ことノワールドゥジェ。垢抜けした馬体は魅力的で、この母系に父ハーツクライの配合は合いそうという勝手な判断で出資へ。また、出資時は預託先が新規開業厩舎(技術調教師としてアーモンドアイのドバイ遠征に携わっていた宮田調教師と噂されていた)と記され、その点から、人気は下がる・落ち着くものだと見ていました。そして無事、実績で出資することが確定しました。

育成時のノワールドゥジェは冬場に1度熱発で楽をさせた時期はありましたが、脚元が腫れて調教を緩めたりはなし。雄大な馬体を誇る半兄ヴァンタブラックは落ち着き払った気性なのですが、ノワールドゥジェはこの母の仔に多いピリッとした気性の持ち主。これがレースへ行ってのキレを生み出すのかもしれませんが、カイ食いも一息なところが見受けられました。その後、コツコツ乗り込んで内面が強化されると、牝馬ながらタフな面が出てきて、負荷の高い調教を悠々とこなすように。一癖ある気性ですが、身体能力に関しては素晴らしいモノを持っています。

初入厩は6月末と少し遅かったですが、入厩後は競走馬として最初の課題・ゲート練習&試験には一苦労。半姉ローブティサージュもそういう面がありましたが、2度ゲート試験に失敗。狭いところでじっとしているのが苦手なようで、そこで待たされることで集中力を欠いてしまうことに。3度目の正直で何とかゲート試験の合格を手にしましたが、練習によって脚元に少し傷を作ったりしたので、その後はNF天栄でリフレッシュし、デビューへ向けての再教育を受けてきました。

ピリッとした気性から追い詰めるようなことをすると走る意欲を失う危険性があるので、多少余裕を持たせつつの調教。毛色から暑さでクタッとするかなと心配しましたが、そういうところは窺えず、継続して乗ることが出来たのが何よりでした。そして8月末に再入厩すると、デビューへ向けての追い切りを本格化させていきました。

素材の良さは宮田調教師も高く評価してくれているのですが、調教での課題はペースアップした際にモタモタするところ。トモがしっかりしていない面もありますし、まだまだ自分から走ろうという意欲が少ないのかなと思います。スピードに乗れれば、良い走りを見せてくれるみたいですが。また、追い切りを重ねるごとに時計は詰めていますが、追ってからギアがスッと上がる感じはまだまだこれからだと思います。まあ、これらは心身の成長によって、改善されてくると思うので、長い目で見守りたいです。

当初は先週の中山・マイル戦でデビュー予定でしたが除外になって1週スライド。土曜日の牝馬限定戦(芝1600m)と両睨みでしたが、厩舎の使い分け+距離が長くても対応出来そうということでここへ。ちなみに使い分けで土曜の牝馬限定戦に出走した僚馬・シャドウファックスは好位からサッと抜け出して快勝。一緒に調教・追い切りを行っていた仲なので追い風を感じますが、メンバーを見渡すと、なかなか粒が揃っている印象。人気各馬は追い切りでも良い動きを披露しているので、現段階の完成度の差は大きそう。レース経験を積みながら、心身の成長を待たないといけないかなと見ています。ですので、デビュー戦のここは目先の結果に一喜一憂せずに、初めての競馬をトラブルなく終えて欲しいというのが1番。その中でキラッと光る末脚を見せてくれれば、嬉しいのですが…。