ナイトバナレット(牡・矢作)父ディープブリランテ 母ナイキフェイバー
土曜新潟10R 月岡温泉特別(芝1600m)6着(10番人気) 松若J
互角のスタートから無理せず中団やや後方を追走します。そのまま最後の直線へ向き、外から懸命に追われるとジリジリ脚を伸ばし、上位馬には及ばなかったものの6着に上がったところでゴールしています。
矢作調教師「トレセンに帰厩して日が浅かった割には最後までよく頑張って走ってくれたと思います。ただ、もうひと伸び利かなかったのは久々の分なのかもしれません。レース後、松若騎手に聞いたところ、『じっくり脚を溜めて最後の直線に入っていけましたが、ジリジリとしか伸びなかったです。でも長く脚を使ってくれたと思います』と話していました。久々を叩いた上積みを考えると、次はもっと良い走りが期待できると思うので、トレセンに戻って状態が変わりなければ、そのまま続戦させたいと考えています」(レース結果)
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・在厩場所:栗東トレセン
・調教内容:軽めの運動
担当助手「トレセンに戻って状態を確認しましたが、脚元含めて特に気になるところはないですし、体調も問題ありませんでした。帰厩して日が浅かった割にはレース内容としては悪くなかったですし、一度使ったことで上積みもあると思います。具体的な予定は特別登録を行いながらメンバーや条件を見て検討して行くことになっています」
見 習 6栗坂良 64.0- 47.2- 30.0- 14.2 馬なり余力
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左前脚の球節の腫れでレースが少し開いてしまったナイトバナレットですが、帰厩後はこの馬らしい軽快な動きを披露。急仕上げ気味で中身がどこまで整っているかは分かりませんでしたが、重目が残らなければ良いなあとこの1戦を見ていました。
レースはライブで見れていないのでパドックの雰囲気は分かりませんが、前走から増減なしでの出走。汗を掻きやすい時期+新潟への輸送で帳尻を合わすことが出来たのかなと思います。
レースぶりに関しては、松若Jとは初コンビでしたが、五分のスタートから馬の行く気に任せての追走。道中は上手に折り合っていたと思いますし、勝ち馬と同じような位置にいたのでポジション取りは問題なかったと思います。あとは新潟の長い直線でナイトバナレットがどのような脚を使ってくれるか…。直線を向いて早々に追い出されるも、スッとギアは上がることなく、ジリジリ&ジワジワ加速。それに対して勝ったサトノウィザードはナイトバナレットの外から格上の末脚を繰り出して、ナイトバナレットに抵抗させる余地を与えずに早々に抜け出し成功。その勢いは最後まで衰えず、走破時計&上がりは非常に優秀なモノ。残念ながら、ナイトバナレットにこのようなパフォーマンスは出来ません。
ただ、直線で苦しくなっても、最後まで食らい付く姿勢を見せてくれたナイトバナレットの姿には感謝。出来ればもう1頭交わせれば上々だったのですが、6着なら悪くないですし、現状での精一杯の走りは出来たように思います。テン乗りの松若Jとはやはり手が合いました。
レース後のナイトバナレットですが、脚元等に疲れ・反動が出ることなく、ホッと一安心。在厩で進めていくことになりましたが、中1週のローテで早速土曜新潟の新発田城特別への特別登録を済ましています。今回のレースは見方次第で追い切りの延長とも言えるので、ひと叩きしたことで良くも悪くもピリッとしてきてくれるでしょう。次走ででは順当に前進を見込みたいです。