ベルラガッツォ
・在厩場所:美浦トレセン
・次走予定:第2回函館開催
・調教内容:9日に坂路コースで時計
稲垣師「飼い葉は食べていますし体温も安定しているものの、7日の朝の馬房での感じがいつもより大人しかったので、獣医に診てもらったところ、右奥の歯が抜けかけていました。そこで抜歯を行ったところ、その後は段々と元気が戻ってきて、翌日に軽めの運動を行っても様子は安定していたことから、9日に坂路コースで追い切りを行いました。時計的には全体が52.1秒の中、ラスト1ハロンを12.5秒でまとめられているように悪くはないものの、道中楽に駆け上がっている割には終いダラッとした感じになってしまいますね。それでも競馬前よりは幾らか良くなっているように思いますし、中身の方は問題なさそうです。また、今回ブリンカーを着用してみましたが、角馬場でのウォーミングアップ中には効果がありそうな雰囲気はあったものの、追い切りで効いているかと聞かれると何とも言えないところです。それでも、悪い方に作用している感じはしないですから、レースでも着用することを考えたいと思います。来週の函館開催最終週のダ1700m戦での出走を予定しており、今週中に向こうへ運びたいと思います」(7/9近況)
調教師 9美坂重 52.1- 38.4- 25.3- 12.5 馬なり余力
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福島開催、もしくは新潟開催での出走を目指していると思っていたベルラガッツォですが、唐突に今週末の函館・ダ1700mを目指すことに。9日に坂路での追い切りを済ませ、おそらく現在は函館競馬場へ移動しています。今回の輸送は次走で優先権を確保出来なくても、出走しやすいように北の大地へ連れてきたんだと思います。
この中間のベルラガッツォですが、抜けかけていた右奥の歯を抜いたことで元気は回復。9日の動きは悪くないと思いますが、終いにピリッとした感じがないとのこと。溜めを利かせて1段ギアが上がれば良いのですが、レースぶりとすれば前々から粘り込みを図る形がやはり良さそう。また、ブリンカーの効果を確認しているようですが、パニックになる感じがないなら、実戦でも付けて欲しいです。