アンブロジオ（セ・菊沢）父ローズキングダム 母アンティフォナ
土曜函館11Ｒ ＴＶｈ杯（芝１２００ｍ）４着（９番人気） 吉田隼Ｊ
前走と同様にまずまずのスタートを切ると、内枠の利を活かして好位からの競馬になります。直線でもジリジリと伸びて、勝ち馬とコンマ２秒差の４着と健闘しています。
菊沢調教師「開催が進んで少しずつ差しの届く馬場になっていましたから、前走の内容やこの中間の状態からもチャンスがあるなと思っていました。ただ、怖がりな面がありますから、内枠で他馬に怯んでしまってアクセル全開とまではいかず、最後はジリ脚になりましたね。それでも、この枠で上手く流れに乗ることが出来たのは収穫ですし、今後に活きてくると思います。騎乗した吉田隼人騎手は『調教時も良い状態だなと感じていましたから、好勝負になると思っていました。スタートを上手く切れて、良い形で競馬が出来ましたし、直線に入ってからもジワジワと詰めてくれているのですが、あと一歩及ばなかったですね。このような競馬を続ければチャンスはありそうです。また、距離はこれくらいかもう少し有っても問題ないでしょう』とコメントされていました。除外で予定が延びてしまったものの、この馬なりに良く頑張ってくれました。今後については、厩舎で馬体を確認してから決めさせていただきたいと思います」（レース結果）
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【次走へのメモ】
イレ込み気味。馬場先出し。好位のイン、今日は前で流れに乗れた。勝負どころで手応えはあったが、直線は前がなかなか止まらず４着まで。前で競馬が出来たのは収穫。（Ｂ詩）
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・在厩場所：7日に北海道・ノーザンファーム空港へ放牧
菊沢師「レース後はよく状態を確認させていただきましたが、競馬の疲れはあるものの脚元を含めて大きな問題はありませんでした。こまめにリフレッシュを取り入れながら競馬に向かっていく方が良いタイプですし、これまで同様に一旦牧場にお返しさせていただきます。ノーザンファーム空港での状態に問題なければ、札幌1週目のしらかばＳを目標に短期で戻す予定にしています」（7/8近況）
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前走の福島戦でようやく１つ結果を残すことが出来たアンブロジオ。去勢効果がようやく出てきて、気持ちと体が噛み合うようになり、良い頃の活気が戻ってきました。
ただ、前走はブービー人気での２着ということでフロック視されたのか９番人気での出走。除外後に短期放牧を挟んだことも若干軽視されたのかなと思います。まあ、確かに相手関係は強化されていました。
レースぶりですが、時々立ち遅れることがあるゲートは互角の発進。逃げ・先行タイプがソコソコ揃っていたので、レースは結構流れるかなと見ていましたが、各馬少し牽制する感じで想像していたよりも遅めで平均ペース。淡々とレースが流れていく中、アンブロジオは先行勢の後ろで息を潜める形。４角を回ってくるときは手応えが良く、直線でどこを捌いてくるかという感じ。目の前に人気の１角アスタールビーがいたのも優位で、その進路を利用して直線で内を突くか外へ持ち出すか。
吉田隼Ｊは１頭分ちょっと空いていた内を迷うことなく選択。あとは手応え通りに内から出し抜けを期待しましたが、いざ追われてからが案外。前走の福島戦は馬群を縫うように伸びてきてくれただけに『アレ？』という気持ち。レース後のコメントを見ると、怖がりな面を出し、他馬に怯んでしまってアクセル全開とまではいかなかったとのこと。去勢効果でそういう面が薄れてきていると見ていましたが、これは今後も変わらないのかなと思います。それなら外へ出していればと少し後悔はありますが、突き抜けるところまでは行かなかったでしょう。まあ、それでも４着ならこの路線なら大崩れはないでしょうし、前走がフロックではなく実力だということを証明してくれました。
レース後のアンブロジオはいつものパターンで７日にＮＦ空港へ放牧済。ひとまず状態を確認してからですが、状態に問題なければ短期で戻して札幌１週目のしらかばＳへ向かうことになりそう。さすがに開幕週だと苦手な時計面での対応を迫られますが、伸び伸び走らせてあげて欲しいです。いずれはこのクラスを突破して欲しいですが、掲示板を確保しつづけてコツコツ稼いでくれるのも有り難いという気持ち。大きな怪我なく、できる限り多く出走してもらいたいです。
