ロードドミニオン(牡・西浦)父ロードカナロア 母サウンドオブハート
6月14日(日)函館3R・3歳未勝利・ダ1000mに藤岡康Jで出走。12頭立て11番人気で5枠5番からハイペースの道中を7、7、6番手と進み、直線では最内を通って0秒3差の4着でした。馬場は良。タイム59秒6、上がり35秒8。馬体重は4キロ減少の442キロでした。
○西浦調教師 「初めての1000m戦だけに、序盤は幾らか忙しい感じに。今回の経験で次は変わるでしょう。狭いスペースを突いて、最後の直線は結構な伸び。あの場面で少しでも怯んでしまえば、4着には来られなかったと思います。人馬共に頑張ったのでは・・・。今回の内容ならば楽しみが持てるかも。大きな問題が無ければ続戦の予定です」
☆★情報と画像は(株)ロードサラブレッドオーナーズのHPより☆★
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【次走へのメモ】
パドックで馬っ気。二の脚の差で置かれ、ステッキを入れながらの追走。押っつけ通しで追走に余裕はなかったが、4角でうまくひと息入れられたことで内から渋太く伸びてくる。短距離で気持ちを切らさずに運ぶ形が合っているよう。(B誌)
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函館への長距離輸送を挟んでの中2週での出走となったロードドミニオン。滞在競馬で馬体がフックラしてくるかなと見ていたら、マイナス4キロでの出走に。直前の追い切りが手緩かったのは馬体が戻り切っていないことが影響したんだと思います。パドックでの雰囲気は地味。馬っ気を出していたのは気付きませんでしたが、活気が乏しかったのでダ1000mの流れに対応できるかどうか不安になってきました。
レースに関してですが、ゲートはポンと出たドミニオン。ただ、トモに力強さがない馬なので芝スタートだった前走と違い、スッと二の脚が付かずに追い通しに。ポジションを徐々に押し上げていきたかったのですが、その思いとは逆でジリジリポジションを下げ、中団あたりでも追走に。それでも仕掛けていないと置かれる感じでしたが、藤岡康Jは内へ潜り込むことで距離ロスを避けることで前との差は何とかキープ。ただ、4角を回ってくる時は内で窮屈になり、少し待たされる形に。追ってピリッとした脚は期待できないので、この時点では『5着も厳しいなぁ』と少し諦めの境地に。
しかしながら、直線で最内を選択したドミニオンは藤岡康Jの叱咤激励に反応して、砂を被ったり狭い場所に怯んだりすることなくジワジワ反撃。馬群の捌きながら4着に押し上げてきたゴール前の脚はなかなかのモノだったと思います。
結果的に4角で少し待ったことで息が入り、直線での頑張りに繋がりました。鞍上の冷静な手綱捌きが光ったと言えるでしょう。終始、仕掛けられていたのも、集中力の維持に繋がったのかなと思います。ここを狙ってきた陣営の判断がピタリと嵌りました。
レース後のドミニオンですが、悪い変化は見られず。逆に活気が出てきて元気一杯。そこで連闘を視野に入れ、藤岡康Jの都合も大丈夫なことから、今週末の函館・ダ1000mへGOサインが出ています。勝ち切るにはまだワンパンチ足りないとは思いますが、今回の経験は大きいでしょうし、ピリッとしてきたことから追走に幾らかでも余裕が出てきてくれれば。まずは5着以内確保が目標ですが、慣れを見込んでの前進を大いに期待したいです。